第27号(2002年3月発行第14巻第1号)
表紙写真:「冬季における伊勢湾北部海域の環境水温分布図」
降温期の伊勢湾には,三重県北部から知多半島にかけての沿岸部が沖合部と較べて水温が高くなる傾向がある.この傾向は中層部(海面下5m前後)で特に顕著である この時期の伊勢湾には水温の逆転成層が成立していて,下層の海水ほど水温が高いため,下層水が湧昇してくる場所の水温は高くなると考えられる.図は北西風5m/sを吹かせた時のシミュレーション結果を示している.下図の赤い部分が湧昇域,上図は対応する水温分布である.
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口 絵
論 説
塩化カリウム標準液のロット依存性−標準海水の初期オフセットの成因について (p.1)
関門海峡における新しい潮流予測手法(英文) (p.11)
冬季における伊勢湾北部海域の環境水温の分布 (p.19)
紹介記事
10m型測量船「じんべい」 (p.27)
海洋短波レーダーによる表層流観測 (p.33)
図書紹介 (p.37)
会告・学会記事(p.39)