地質調査所（現産業技術総合研究所）と韓国地質資源研究院（KIGAM）は共同で韓国南部，日本西部及びその周辺海域（30°-38°N，126°-136°N）の各種地球物理図の編集を行い，地形・海底地形図，地質・海底地形の陰影図と合わせて出版した（CD-ROM 版は下記文献参照）．

図は地形・海底地形図と磁気異常図を重ねたものである．磁気異常はこの地域の地質を反映していて興味深い．例えば，海洋地殻に記録された磁気異常は四国沖の南海トラフを横切っていることがわかる．これは海洋プレートが日本列島の下に沈み込んでいることを意味する．

文献:

Geological Survey of Japan, AIST and Korea Institute of Geoscience and Mineral Resources (eds.), Geoscientific maps of southern part of Korea, western part of Japan and their adjoining seas, 1:4,000,000. Digital Geoscience Map P-4, Geological Survey of Japan, AIST, 2002.