第35号(2006年3月発行第18巻第1号)

表紙写真:三保半島駒越海岸沖の海底地形

 

静岡県三保半島では、1980年代から海岸の保護・保全のために、多くの海岸構造物の設置や養浜工事が実施されてきたが、根本的な解決にはいたっていない。海岸浸食問題を海浜から陸棚まで総合的に検討することは重要である。図は、三保半島駒越海岸沖の海底地形3D図である。海岸構造物(ヘッドランド)のすぐ海側、水深4~7mに海底の膨らみ(Coastal Swell)が存在し、沖方向に水深15m付近までの直線状の凸地形(Sand Ridge)が多数分布する。これらは沖方向の砕屑物の移動の結果として形成される。


(資料提供・解説:東海大学連合大学院理工学研究科 吉河秀郎氏) 

口 絵:津波の実態にせまる~観測・検知・予測


諭 説


解 説


第17回研究成果発表講演録

特別講演

特別セッション「津波せまる!~観測・検知・予測」


会告・学会記事(p.57)


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