第38号(2007年9月発行第19巻第2号)

表紙写真:相模湾初島沖で得られたサイドスキャンソナーによる音響画像

 

伊豆東方川奈沖を震源とする地震により発生した泥流が,海洋研究開発機構の深海底総合観測ステーション(図中赤三角印)へ到達した.AUV「うらしま」のサイドスキャンソナーで取得した音響画像から,観測ステーション周辺に筋状の散乱強度分布と細かな斑点構造が確認された.泥流の到来は過去にも確認されており,これまでの地震活動によって上流部で生じた砕屑物が,下流側に移動してこの様な散乱強度分布を形成したと考えられる.

(資料提供・解説 海洋研究開発機構 笠谷貴史氏)

口 絵:平成19 年(2007年)能登半島地震震源域調査


諭  説

会告・学会記事(p.18)


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