第47号(2012年3月発行第24巻第1号)

表紙:岩手県南部沖のGPS波浪計

 

全国港湾海洋波浪情報網(ナウファス)におけるGPS波浪計の展開は,2006年度から開始され現在に至っている.写真は,2007年4月に,国土交通省東北地方整備局港湾空港部が岩手県南部沖に設置したGPS波浪計である.2011年3月11日の東日本大震災の際,このGPS波浪計は,沿岸に津波が来襲する前に6.7 mという極めて大きな津波高を観測し,気象庁の大津波警報の予測津波高さを6 mから10 mに引き上げた.沖合津波波形観測データが,リアルタイムで津波警報に活用された最初の事例であった.


(資料提供・解説 独港湾空港技術研究所・㈶沿岸技術研究センター 永井紀彦氏)


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製品紹介(p.39)

会告・学会記事(p.41)


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